区民のつぶやき

6月16日の日記 （こじこじ@雨に濡れた緑の香りが風に乗って）


日曜日、黒岡さくらさんほかの剪定・植え替えのご教授を受けに出向いた
渋谷区ふれあい植物センター。



実は、今年いっぱいを持って、植物センターとしての運営は終了します。




日曜当日、植え替え作業を無事終えて、額の汗をぬぐい空を見上げた。
渋谷区の、あの焼却場の温熱利用で、この植物センターは回っている。


けれども、区はこの都会のオアシスを改修、農業体験や販売をする施設に
リニューアルを決定したそうです。設備の老朽化を理由に。




植物センタースタッフさん、ボランティアさん、早朝水撒きにみえる造園所のおじさまにも、クローカはずいぶんとかわいがっていただきました。



気持ちのいい風が通る、あたたかい人たちがいる、



植物センターが なくなる。




風に揺れるジャカランダの花。ここではじめて見た草木花は数知れず。




もうすぐ完熟になるブラックベリーは、子供たちも鳥たちも楽しみに。
もちろん、わたしも。




名も知らぬ花、その色をただ眺めるだけで、幸せな気持ちになれた。


クローカが紡いでくれた、宮内園長 そして植物界との大切なご縁。




思いもよらず、枯らせ名人のわたしが、今では桜の盆栽を育てています。
植物センター、宮内園長との出会いがなければ、考えられなかったこと。




改修にあたっては、渋谷区民と植物センター利用者への事前アンケートも
行われましたが、区の方針を変えるには至りませんでした。

すでに事業を請け負う業者も決まり、この動きを止めるのは難しそうです。




12月で運営を終了したあと、3月までに引き取り手のなかった植物たちは、
すべて廃棄処分になると、宮内園長から聞きました。16年間育んだ、命。




あの菊ローカ氏は、どうなってしまうんだろうか。



現実味を帯びた話を聞いて、なんだか考えがまとまりません。
区民としてなにかできることはないか、探してみたいと思います。




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