またまた実験

4月11日の日記

こじこじ研究室へようこそ。今週はわたくしこじこじ教授が助手の黒岡君とともに、さまざまな事柄を検証していきたいと思う。

黒岡君は新学期早々おいしい実験で得したわけだが、受講生のmomonga君から昨日の実験について以下の質問が寄せられた。
『残りのおやつ２個は片付けても大丈夫だったのですか？前回の実験のように「なんで勝手に片付けちゃうの？」ってクレームはなかったのですか？』
ふむ、momonga君はなかなか研究熱心だね。非常に良い質問だ。今回の実験では「食べたいの一個だけだよ」 と念を押したせいか、ほかの二つをチラつかせようが片付けようがまったく興味を示さなかったのである。黒岡君は実験の意図をきちんと理解していたようだな。学習効果があったといえよう。
受講生諸君、疑問質問は大歓迎なので遠慮なく手をあげてくれたまえ。

― では、前置きが長くなったが、今日の実験に移ろうと思う。今日はお手入れ用品について。

― 左の商品 『A』 は去年黒岡君のよだれ焼けが目立ったときに、サモ友のイワンママ教授から教わって使い始めた 『電解水』 である。

― 教授、デンカイスイってなんですか～？

― いわゆる 『アルカリ性質のマイナスイオン水』 というものだな。汚れやニオイなどのいや～ん♪な物質はプラスイオンで構成されているらしいので、マイナスイオンの電解水でお手入れすると落ちが良いらしいのだ。しかも自然水が元だから人畜無害、フードや飲み水にスプレーすると酸化も防げるということだぞ。

― へー、すごい水ですね！

― おかげさまでよだれ焼けはキレイサッパリ良くなって、引き続き散歩あとの足裏、お尻、全身のお手入れに使用していたのだが、いかんせんお値段がね。（＾＾； そこで似て非なる商品を探したのが商品 『B』。

― ぼく的には空きボトルで遊べればどっちでもいいんですけど。だけど、『B』 のほうはお値段約半分ですね？そんなに安くて効き目あるんすか～？

― 黒岡君、いい質問だ。わたしもそこに疑問を持った。お値段半分、効き目半分ではお得感ゼロだからね。そこは重要な問題だよ。で、今日の実験！

― 見たまえ、黒岡君。電解水の特徴のひとつ、抽出力を比べたものだ。烏龍茶の茶葉を "汚れ" に見立てて、30分ほど漬けて置いたのだが。

― でも教授、それ目分量でしょう？そういう実験って、正確に量らないと意味ないんじゃないですか～？

― うっ、うむむ、痛いところを。精密秤を買う予算がないのだから仕方がないじゃないか。まあ、とにかくだ。『A』 は高い電解水、『B』 は安いの、『C』 はただの水道水だ。どうだね？

― 『C』 は問題外として、『A』 と 『B』 の差は小さいように見えます。ぼく、視力良くないし。（＾＾；

― まあ、『A』 と 『B』 どっちでもいいや、ということだね？では、これからはお安いほうで君のお手入れをすることとしよう！いやー、実に意義のある実験だったね！

― ええ～？なんか、手抜きされるみたいだなあ。。。あっ！

― おや？歯茎から血が出たようだね。ではボトルは没収するよ。

― わーん、今日はぼくにお得なことなんにもないっす～！（涙）

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