こじ黒発掘調査隊

4月12日の日記

こじこじ研究室へようこそ。今週はわたくしこじこじ教授が助手の黒岡君とともに、さまざまな事柄を検証していきたいと思う。

― 黒岡君、東京地方は午後から雨もあがったし、今日は発掘調査に出かけようじゃないか。名付けて 『こじ黒発掘調査隊』 だ。今日は教授ではなく 『こじこじ隊長』 と呼ぶように。

― 了解であります！隊長！隊長はなんでも名付けるのが好きですね。

― 細かいことはいわんでよろしい。では点呼をとる。番号、はじめ！

― イチ！・・・って、隊員はぼくしかいないであります！

― こういうのは形が肝心なのだよ。ではさっそく調査を開始しよう。発掘といえばお決まりの。。。

― 仔犬画像でありますね！

― うむ。ネタに困ったときはこれに限るのだ。左が黒岡君だね？これはまだ生まれて1ヶ月のときか。

― この日にますた教授がぼくを選んでくれたんですよね？

― いかにも。まさに運命決定の瞬間であるな。どれどれ、こんな動画もあったぞ。黒岡君3ヵ月半の頃だ。　⇒　動画はこちら　（約15秒：音声無）

― よくますた教授と一緒に、足マッサージ器をゴロゴロやってたでありますね。

― あの頃黒岡君は、わたしよりもますた教授と仲良しだったね。

― だってえ、隊長ぼくのこと叱ったり無視したりばっかりだったじゃないですか～。

― 君たちが人間社会で暮らすには、覚えねばならんことがたくさんあるからね。わたしはあえて心を鬼にして。。。

― 顔も鬼になってたであります！

― そんなことをいうと君の 『やんちゃ時代』 を暴露するよ？　まあいい、ではここからはアナログの世界へ行ってみよう。黒岡君はおろか、ますた教授も知らない地下世界だ。なにが出てくるかわからんから、これをかぶって行きたまえ。

　　　　　（『差萌土建』 はteryさんの登録商標です。ブログはこちら ⇒ 『差萌土建だより』 ）

― なんか、すごいことになってきたであります！

― ここからはきみの鼻が頼りだからね。頑張ってくれたまえよ。

― はい！くんかくんか。。。ここ掘れワンワン。ややっ！隊長！これはっ！？



― このギンギラ衣装と化粧はなんでありますか！？

― おお、これは高校時代やってた 『バンド』 というものだよ。隊長はリードギターをかき鳴らしていたものだ。いやいや、いきなりすごいものを発掘してくれたね。

― 悪い夢を見そうであります。。。くんかくんか、これ隊長が描いたんですか？

― 美術は得意だったからね。今見るとちとデッサンが狂っておるが、これはアラスカンマラミュートだね。ふむ、わたしは昔から北方系犬種が好きだったようだな。

― くんかくんか、こっちからは仲間のニオイがするであります。

― おお、この子はわたしが一番最初に飼った 『ペケ』 という名のスピッツ系のMIX犬だよ。非常に賢い子でね。懐かしい。

― ぼくとおんなじ白い犬ですね。スピッツ仲間だし。頭もいいし。

― うん？最後が良く聞こえなかったが。実はね、黒岡君と暮らすうちに、ペケが生まれ変わって来てくれたんじゃないかとも思ったんだよ。君は前世のことは覚えてないかね？

― う～ん、わかりませ～ん。ぼくはぼくですよ～う。

― そうだね。君は誰の代わりでもない世界で一匹の黒岡君だね。おっと、今日は期せずしてセンチメンタルジャーニーになってしまったよ。たくさん掘り起こしてくれてありがとう。さて、わたしはこれから学会があるので、留守番を頼むよ？

― わかりました～。って、実のところ、学会という名のアルコール注入実験ですね？隊長、ほどほどにしてくださいよ～？

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