サモエドは大食いか

5月26日の日記

こじこじ研究室へようこそ。わたくしこじこじ教授と助手の黒岡君（サモエド3歳♂）で、すったかたったーな研究活動に日々取り組んでいる。


― きのう行った街頭調査で、黒岡君がよく言われることのひとつに、「ご飯たくさん食べるでしょう！」　というのがあったね。


― 体重聞かれたあとは、だいたいそう言われますよね。「餌代大変ですね」 って。


― うむ。しかし、体重を 「26㎏です」 と言ったところで、「デカッ！」 っと驚かれるか、「あら、意外に軽いのね」 と言われるかはその人の尺度によってまったく違うわけである。そこでだ。正しい比較検討のために、チワワ研究室 『いたずらじいさん、今日も行く』 のアナキョンジャ教授に質問状を送ったところ、

「エサの量でありますが、ヨボ助手は体重2.6kgで、1日60gであります」


との回答を得た。（勝手にネタにしてます。アナキョンジャさんありがとう♪）


― ええー！？ 一日たったの60gかー！ ぼく生きていけないなあ。。。


― フードの物質量から言えばまったくそのとおりだね。まあ、カロリーだとか考慮すべき要素もあるが、この際置いといて。さて、考えてみたまえ。



ヨボ助手：チワワ　3歳　♂　2.6㎏　⇒　60g
黒岡君：サモエド　3歳　♂　26㎏　⇒　300g


― この数字から考えられることはなんだね？

― ええーっと、ぼくの体重はヨボ助手の10倍だけど、フード量は。。。あれ？ 5倍？ ぼくの肉球電卓こわれてるのかな？

― もうわかっただろう。

― 教授！ ぼくのご飯ケチってたんですね！ ひどいわーん！

― ちがーう！

以前読んだかのベストセラー　『ゾウの時間ネズミの時間 ―サイズの生物学―』 のなかに、　「生き物が食べる量は体重の0.7～0.8乗に比例する。これは、体重が増えるほどには、食べる量は増えないと言うことを意味する」 とある。計算式自体は、数学が大得意なわたしにもチンプンカンプンだがね。



― ぼく、ムズカシイ話は苦手でーす。

― 要するに、体が小さければ体重に対しての表面積が大きくなり、結果体温の放出が増加する。それを補うために、小さな恒温動物ほどたくさんの食物を必要とする、というような内容だったと思う。（違ってたらごめんなさい）



― ガランガラーン♪ 抽選でーす！

― 確かに君は小型犬よりはたくさん食べているし、餌代もかかるけれどね。それが＝大食い というイメージは払拭していこう。実際極地探検にサモエド犬橇隊が参加した際には 「粗食に耐え、喜びの表情で献身的に働いた」 という評価もあったようだ。



― 今日のラッキーナンバーは46番！

― 。。。君はいつも楽しそうでいいね。極地へ行って働いてみるかね？



― ご飯300gでガマンしまーす。

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クローカ、食欲戻ったよ！心配してくれたみんな、ありがとうー！^o^

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■お散歩データ

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